12月のダンデライオン。
週が明け、月曜日の朝。
とてもよく晴れてはいたが寒かった・・・。
霜柱を発見!この冬の初霜なり・・・。
サクサクと踏む・・・。
霜じものみなさんをサクサクと踏襲(フシュ〜)しながら歩く・・・。
えいえいサクサク、ぎゅっぎゅっサクサク、
冬の散歩の音がする・・・。
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カレンダーを見つめて思う。
今年の普通の一週間は、おそらく今週が最後。
一週間を大切にして過ごそう・・・。
テュリャテュリャテュリャテュ〜リャ〜リャ〜・・・。
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昼過ぎ、ハヤトが下校して来る・・・。
仲の良いトモダチ数人と、笑顔で・・・。
しばし我が家の前にて、いつもの談笑・・・。
楽しそうな声が、僕の仕事部屋まで聞こえる・・・。
レースのカーテン越しに、冬のお日さまがやさしい・・・。
中学3年生の12月・・・。
もしかしたら今が、3年間の中でさ、
もっとも心穏やかな時間なのかもしれないね・・・。
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ふと、僕は、
僕が中学3年生だった頃、
当時の校長先生が僕らに贈ってくれた言葉を思い出した・・・。
「君たちは今、飛びたつ前のタンポポの種子です。
どうか残り少ない中学校生活を大切に、
トモダチと寄り添うように過ごして下さい・・・。」
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今、窓の外に見える息子と仲間たちは4人・・・。
楽しそうな様子を見ながら僕は、校長先生の言葉を思い出したのだ・・・。
校長先生の言葉が僕の心の中に甦ったのだ・・・。
なんと素晴らしいエールを贈り続けてくれていたのだろうと、
あらためて僕は思った・・・。
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15歳・・・。
人生の中で、
白い綿毛のタンポポの種子のような時期・・・。
寄り添うようにトモダチと過ごす日々・・・。
いつか、いい風がみんなの頭上に吹いて、
ふわりふわりと飛び立つまでの日々・・・。
君たちが大人になり、
少しだけ振り向いたならばきっと、
最も愛しく思い出せるであろう日々が、今・・・。
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飛び立った種子は、
冷たい土の上や、雪の下で、
明るい日が射し来るのをただ、ひたすら待ち望むような日々を迎えるのだけれど、
今、こんなにも楽しそうな君たちの姿を見て、
僕は、君たちの命の強さを信じる事にする・・・。
15歳の君らは、誰もがきっとタンポポの種子だ・・・。
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そうさ、タンポポは強い花だ・・・。
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寄り添うようにトモダチと過ごす日々を大切にしなさいよ・・・。
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僕らの校長先生は元気だろうか?
頻繁(ハンザツ)に手紙でも書こうか?