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近くの大きなモールまで、服を買いに行った。

太っていた頃の服が全部ブカブカになり、着る事は可能だがコレで外出はアウトでしょ？ってなレベルとなり、必要に迫られての買い物だ。

コレ、逆でなくて良かったな～って思う。

太っちゃって今までの服がキツくて着れなくなった上での買い物だと、なあ、

こんなに晴れやかな気持ちで服は選べませんよ・・・。

え？

ああ、もちろん、

反断捨離派の僕はブカブカ服は捨てないぜ、仕事着としてこれからも使うよ。

大は小を兼ねるので、今までの服だって着れる以上はMOTTAINAIでしょうが。

コレ、逆でなくて本当に良かったよ、めでたしめでたしだ。

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しばらくの間、息子のお下がりの服を着て凌いでいたのだけれど、

なにしろ息子たち世代の人たちが着るような服だと、ナウいヤング過ぎる格好だもんな、オジサンが着るには不向きジュンだ。

五十路にふさわしいカッチョロい服を選びたい・・・。

せっかく五十路でツッパリデビューしたんだからさ、ツッパリ風の服が欲しいのだが、

そんなモンどこにも売ってね～ぜシロガネ～ゼの皆さんやい。

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カミさんの見立てで幾つかのシャツを買った。

カミさんもまた、まんざらでもなさそうだ・・・。

本当に痩せて良かったな～って、ね、つくづく思う・・・。

男は、自分を愛してくれる女が選んでくれた服を着るのが一番カッチョロい・・・、

かもよ。

小学生男子を見てみろ、

ヤツらの服は、その母ちゃんのセンスそのものだ・・・。

だからみんなカッチョロいんだと思わないかい？

シアワセだぞ、本当に痩せて良かった・・・。

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あとは筋肉だ。

身体に一切の負荷を掛ける事無くマッチョになってみせようぞ・・・。

人間の脳ってね、それだけのチカラがあるんだぜ・・・。

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帰途、

ものすご～く太った同世代のオジサンが、原チャリに乗っているのを見掛けた。

その原チャリの寿命は短いんじゃないか？

原チャリを かわいそう だとは思わないのだろうか？

原チャリのために痩せようとは思わないのか？

だが、

まあいいや、許そう・・・。

他人事なので・・・。

メルシ～、

ヘルシ～、

チェルシ～あげたい・・・。