実は未だ、よく分からないんだよ、
あの日からいろいろと僕なりに深く考えているのだけれど、
その答えがどうしても出てこないんだ・・・。


7月1日の秋葉原の、あの凄い喧噪の事だよ。
実際にあの空気に触れて感じた恐さの正体は何なのだろうと考え続けているんだよ・・・。


僕は護憲・反戦反核の側に立つ者だ。
この先は人生の最後の日までそれを声高に言い続けようと決心している者だ。
だからね、
心情としては、ね、
あの選挙カーを幾重にも包囲した人たちと同じなのだけれど、
その やり方 は違うんじゃないかと思えてならないんだよ・・・。


国会議事堂前で正式に堂々と声を上げたデモとは明らかに違う。


罵声や怒声を浴びせたり、
ましてや中指を立てて突き付けるなんて行為は、
ヘイトをする連中や、
この現政権の人たちと同じレベルに自分たちを貶めてしまっているように思えてならないのよ。
すごく恥ずかしい行動ではないだろうか・・・。


確かに、だよな、
戦争法案も共謀罪も、議会制民主主義のルールではなく 本質 を無視して強行採決した危険な政権だ。
民主主義を蹂躙したと言っても過言ではないだろう。
だが、彼らに立ち向かうための手段としては、
あの秋葉原事件は絶対に間違っている・・・。


政治の話をタブーにしてきたツケなのかもしれないな・・・。
って、僕は思う・・・。


・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・


選挙があったら投票に行く事だ。
僕らがするべき事はそれだけだ・・・。


正式なデモがあったらひるまずそこに加わり、
しっかりと自分の想いを口にするだけだ・・・。


罵声や怒声を浴びせたら、
罵声や怒声が返ってくるだけだ。
暴力の連鎖が始まる端緒になってしまうだけだ。


ヘイトスピーチを見掛けたら、
そのカウンター側に身を置き、
つまらなくて悲しくなっちゃうからヤメなよと言うべきだ。


暴力的な奴らが一番恐れるのは、
こちらの やさしい心や言葉なんだぜ・・・。


・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・


難しい話になっちまってゴメンよ、
暑いからだよ・・・。


一日に三度シャツを着替えたよ・・・。