カニを買いに行く日。
毎年恒例の事。
カニを買いに行く。
カニは美味いからな〜、毎日でも食べたい・・・。
でも、カニは高価だからな〜、一年に一度しか食べられない我が家だ・・・。
大晦日の夜に食べるカニのために一年を生きている。
僕は、そんなタイプの男だ・・・。
今年もカニが僕を呼んでいる声がするよ、カミさんよ、
朝一番で市場ん行くぞ!って出掛けた・・・。
例年ずっと角上魚類だったのだけれど、
昨年から東久留米の市場に変更。
角上魚類渋滞の車の列を尻目にして、市場方向へ右折。
テュリャテュリャテュリャテュ〜リャ〜リャ〜だ。
タラバ、ズワイ、毛ガニ・・・。
〜世の中は、澄むと濁るで大違い、ハケに毛がありハゲに毛がなし〜
毛ガニの甲羅に日本酒を入れて呑んだらさ、
そりゃ〜あんた、生き天国だと言えよう・・・。
タラバの太い脚肉にむしゃぶりついてやろう。
キロ単価概ね5000円なり・・・。
わっはっは!
今日から自然解凍しようぜ、息子よ、愛娘よ、カミさんよ、タロウよ・・・。
♪と〜れとれ ぴ〜ちぴっちカニ料理〜♪
タロウ(ダックスフンド)の日々。
タロウが異常なほど僕にくっ付く。
胡坐をかいて僕が座っていると、膝の中に入って来る。
しかも、人間の子供のような格好で、だ・・・。
犬って普通は膝の中に入って来ると丸くなるものだが、
タロウはまるで僕の身体を肘掛け椅子のようにして座る。
そんでもって顔を僕にスリスリする・・・。
僕がトイレに行くと追って来る。
トイレのドアをノックするかのごとくガリガリする。
落ち着いて用も足せない・・・。
僕が昼寝をしていると横で大の字になってタロウも寝ている。
犬なのだがタロウは仰向けで寝るんだ・・・。
僕が留守の間、
タロウはずっと僕の事を探しているのだそうだ・・・。
中国に行っている間、コイツ、どうなっちゃうんだろ?
それが目下の心配・・・。
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地球上で、なあ、
ここまで僕を慕ってくれるヤツはタロウだけだ・・・。
そう思えば愛しい・・・。
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