何だかんだと言ってもね、結局僕らはみんなシアワセだ・・・。
それを一番最初に子供たちに教えてあげたいと思う・・・。
毎朝起きた時に言うオハヨウ・・・。
毎晩眠る時に言えるオヤスミ・・・。
行って来ま〜す&行ってらっしゃい!の挨拶・・・。
そんな挨拶の中にあるシアワセを思おう・・・。
何気なく交わしている会話の奇跡を思おう・・・。
僕らはね、とてもシアワセな時代に生きている・・・。


暗い?
世の中が暗いと感じる?
それなら自分で明かりを灯せばいい・・・。


今日、郵便受けの中にね、小さなチラシが入っていた。
たぶん、何かの宗教の布教らしいのだけれど・・・。
とてもいい言葉だな。って思った・・・。
明かりを灯すのは自分だ・・・。
そうだよね・・・、本当にそうだよね・・・。


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どうした?
泣いているの?
大丈夫だよ。ノープロブレム!
いつだって肩を叩いて言ってあげるよ・・・。
笑おうよ・・・。とりあえず・・・。
どんな人だってね、シアワセを感じていてほしい・・・。


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やっぱり悲しいニュースばかりが流れて来るけれど・・・。
悲しい時代なのかもしれないけれど・・・。


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人生のレースを必死に走っている人・・・。
ちょびっと転んでヒザを擦りむいちゃった人・・・。


大丈夫だよ。ノープロブレム!
泣かなくていい・・・。


ず〜っと後ろを見てみろ・・・。
僕が一番後ろを歩いているのが見えるだろう・・・。


笑いながら歩いている僕が見えるだろう・・・。
大丈夫だよ、ビリッケは僕でいい・・・。


痛みをこらえているあなたのそばにいる。
あなたが立ち上がるまで僕は一緒にいる。
あなたが立ち上がったらね、ズボンに付いた土を払ってあげる。
ゆっくりでいいじゃないか。
景色を見ながら一緒に歩こう・・・。


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僕と同世代の自殺者が一万人・・・。
一年間に一万人だって・・・。
一万人のひとつひとつの痛みを考えた時、
どうしようもなく涙が溢れた・・・。


死ぬな!
絶対に自分で自分を殺すな!


後ろを見てくれ・・・。
一番後ろを歩いているのが僕だ・・・。


ビリッケは僕でいい・・・。
君をビリッケにはしない・・・。


死ぬな!
死んだら自分が可哀想だ・・・。


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僕らはシアワセな時代を生きている・・・。
絶望なんて感じるのはな、ちょびっと目ヤニが付いてるだけだ・・・。
ゴシゴシこすれ・・、ゴシゴシと目をこすれ・・・。
涙も拭えるしさ、ハッキリと景色が見えるだろ?


ゆっくり一緒に歩こうや・・・。


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カキーン!
音が聞こえるだろ?


元気な子供たちが野球をしている音だ・・・。


寄り道をしてさ、少し見ていこうぜ・・・。


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カキーン!


ピッチャーの子も・・・、
バッターの子も・・・、
どうしてあんなに輝いているんだろうね・・・。


あんな気持ちをさ、
僕らも取り戻そうぜ・・・。