やっぱりイチゴでしょ。
ガ・・・、ンガッ、ガッ・・・、ガ・・・。
あれ?あれれ?
ガッガッ・・・、ンガッ、ガリガリ・・・、ガ・・・。
あれれれれ?調子が悪いな〜。
長年愛用している手動式の「かき氷機」だ・・・。
コイツをひっぱり出してきてレバーを回しているんだけれど、今イチ調子が悪い・・・。
歯車が錆付いてしまったかな?
こんな時にはね、ただ単に力まかせに回すのが一番だ。
エ〜イ!っとな。
ガッガッ、ガシュン・・・、ガリガ・・・ガッ・・・。
ガシュ、シュ・シュ・・・。
シャリシャリシャリシャリシャリ〜ン!
よしっ!直ったぞっ!
シャリシャリシャリシャリ時々ガシャリ・・・。
シャリシャリ時々ガシャリでシャリシャリシャリシャリ・・・。
付属品の、円筒形のタッパーみたいな容器でね、
一晩かけて氷を三つ作っておりました・・・。
シャリシャリシャリシャリシャリシャリ・・・。
シャリシャリシャリシャリシャリシャリガリシャリ・・・。
氷一つでちょうどドンブリ一杯分に成増、なんちゃって・・・ウヒ。
外で食べるお店の「かき氷」みたいにね、
本当は全部フワフワな氷が理想なのだけれど、
自分ちで、それも昔ながらの手動式で作る「かき氷」は、
フワフワの中に時々、ちっさいツブ氷が混ざっていて歯ごたえよく、
これはこれで趣きがあってイイと僕は思う・・・。
ワーイ!
ウレシ〜ッ!
ドンブリ一杯いっぱいのシアワセ・・・。
真夏日の昼休み。
僕は、「かき氷」を食う・・・。
ひとりで・・・。
シロップ・・・。
イチゴのシロップ・・・。
赤いんだけどシロップ、なんちゃって・・・。
じゃ、いただきま〜す!
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おおっ!頭痛っ!
コメカミがカキーン!
真夏の醍醐味!
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あと、忘れちゃならないのが、そう、
「かき氷機」の中に残っている薄くて丸い氷も食べるんだ・・・。
名付けて、「こおりせんべい」なり・・・。
わっはっは、シアワセ!
すずし〜いっ!
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僕の今の気持ちを漢字一文字で表現するのならば、
まさしく、「涼」である。
ドンブリ三杯食べちゃおうかな〜。