■
貧しい国々の地中に原石は眠る。
それを貧しい国々の人々は命懸けで採掘し、磨き、
宝石にする。
その宝石を買うのは、ね、
豊かな国の心貧しき人々だ・・・。
豊かな国の心貧しき人々は、命懸けの宝石を買い叩く・・・。
叩きのめすが如く買い叩く・・・。
安く、安く、安く、安く!
アンフェアな搾取が続くのだけれど、宝石は褪せる事無く輝く・・・。
何と悲しく健気であろうか・・・。
何と気高く愛しいものか・・・。
アンフェアな搾取が続く限り、
貧しい国々の人々は貧しいままで、
豊かな国の心貧しき人々の心は、そうだ、貧しいままだ・・・。
宝石は泣いている。
宝石は泣いているのだけれど、その涙さえ美しいのだ・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
だが、
宝飾業界に今、
フェアトレードの新しい風・・・。
決して安く買い叩くまいぞ!
これ以上宝石たちに涙を流させまいぞ!と・・・。
・・・・・・・・・・・・
僕も今、フェアトレードの理念に賛同し、行動している。
誰かの不幸や悲しみの上に築かれた繁栄や豊かさや幸福なら、僕は要らない・・・。
では、これから神戸の国際宝飾展に行ってきます。
フェアトレードの理念と、
カキーン!の精神を持って・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・
本物のジュエラーになりたい。