秋刀魚連続19日目・・・。

いよいよ大記録の達成を目前にした現在の心境を少々語ろうかと思う・・・。
何しろ明日は、前人未到の秋刀魚連続20日目なのだからな・・・。


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中秋の名月を週末に控えた今、
僕は月にいる大杉勝男さんを思わずにいられないのだ・・・。


「願わくば最後の1本は皆様の夢の中で・・・」と、大杉さんは語った。
セ・リーグに於ける彼の本塁打数は199本、
セ・パ両リーグで200本塁打を達成するといった偉業に僅か1本足りずに引退を迎えた・・・。


その最後の1本はファンの皆様それぞれが夢の中で見て下さい。な〜んて言えたのだから、なあ、
野球界の詩人、大杉勝男さんの感性にあらためて僕は奮えてならないのだ・・・。


台風接近のニュースあり。
中秋の名月を愛でる夢は叶わぬか・・・。


大杉勝男・・・。
若くして月に逝った兄へ野球のボールを届けるために、
ただひたすら月に向けてホームランを放ち続けた好漢・・・。


今も月には、な、
大杉勝男が放った本塁打数プラス、
僕ら大杉勝男を愛してやまないファンたちが夢の中で見た1本のボールがあるのだ・・・。
そう信じ続けている僕は愚か者か・・・。


かつて、野球は、「詩」そのものであった・・・。
大杉勝男は、詩人であった・・・。
彼が神宮球場で紡いだ詩の一遍に感動した小さな子供が僕で、
オトナになってしまった今でも野球の中に「詩」を探し続けている・・・。


野球から「詩」が消えてしまったのはいつからだろう?
なあ、いつから「詩」が消え失せてしまったのだろう?


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20日目の秋刀魚、
あえてやめておこうか・・・。