第2章、終る。

小山ドラゴンズA 0-9 クラウンケープ

スカッとさわやかに負けた。

韋駄天のヒット1本に抑えられた。まさに力でねじ伏せられたような試合だった。

名門、クラウンの6年生。やはりとてつもなく強い。選手層も厚い。今年4回対戦して、ついに1点も取ることが出来なかった。

リョー太とカズと一緒にガチンコで闘える試合はこれで終わり。
僕はしっかりと小山ドラゴンズのユニフォームを着た2人の姿を胸に焼き付けた。

この2人のおかげで今の5年生がある。それだけは決して忘れてはいけないな。
ゲームセットの瞬間から5年生の物語、第3章が始まった。今日、小川監督はとても深いまなざしで5年生たちを見ていた。

10人の5年生、小川監督と共に、これからどんな戦いを魅せてくれるだろう。

鶏頭と成るとも牛尾と成るなかれ。   ことわざだけど。
名門クラウンのベンチにはスゴそうな控え選手がたくさんいた。リョー太とカズはたくさん試合を経験出来た。2人はきっと幸運だったよね。
野球の神様は見ていてくれたよね。