おふろの王様めいたんてい

事情があって現在我が家のお風呂は工事中。
期間的には5日間ほど、家での入浴は不可能。
「入浴ヤンキースなんちゃって、えへ。」などと、お茶目に親父ギャグをかましている場合ではない。
ワシひとりなら、ね。10日間位お風呂なんて入らなくっても平気なんだけれども、女房、子供はたいへんである。
カミさんと子供たちは実家にもらい湯へ。ワシは流しで行水をして過ごしてきた。
暑い日が続いていたので逆に助かった。特にワシは昔、風呂の無い部屋に住んでいた青春時代を思い出しながら、流しで器用に身体を洗った。コツさえつかめば簡単だし快適である。バッティングと同じさ。


今日、風呂なし時代最後の日、家族で「おふろの王様」へ行った。


「おふろの王様」
たいそうな名前だけれど、それだけの事はある。
千と千尋の神隠し、に出てくるような雰囲気である。
湯婆バは多勢いた。
おっ!大根の神様がいる!と思ったら、鏡に映ったワシであった。


ハヤトはキレイ好き。几帳面に身体を洗っている。
しかもジェットバスでワシがはしゃいでいたら、
「しーっ!静かに入ろうよ。」と注意をしてきた。
ノリの悪い男である。


風呂あがりにはコーヒー牛乳だとワシは思う。
息子に提案したら却下された。
「お腹が痛くなっちゃうよ」って。
もっとたくさん銭湯とか連れて行くべきだった。
「こうやって飲むんだ!見ていろ!」
裸で腰に手をあてて、ゴクリゴクリ・・・・。
冷たくておいしい!コーヒー牛乳サイコー!
「ほれ、お前もこうやって飲んでみろ!」


コーヒー牛乳のビンをハヤトに手渡す・・・・・。


「お父さん、わかったよ・・・・。
・・・、わかったからさ、・・・・早くパンツをはきなよ。」
ですと。


しかし最高!「おふろの王様」
ワシは家来になろうと決めた。


よじっ!