伝わったかな。子供たちに。

60年前にアメリカ軍が撮影したフィルムである。
その時代でもカラーで鮮明に写っている。それだけに胸が痛む。
テレビのニュースで、その映像を見た娘と息子は衝撃を受けていた。


若い母親が抱いていた赤ん坊を崖から投げ落とす。
そして自分も海へと身を投げる。
戦争の真実の姿である。


天皇・皇后両陛下がサイパンへ。
国籍に関係なく全ての戦没者を追悼するために出掛けられた。
勇気ある決断だったと思う。
誠実さを想う。


戦前のサイパンに日本人の町があったこと。
多くの人が暮らしていたこと。
子供たちは知らなかった。


たくさんの人が死んだ。
戦争でシアワセになる人はいないんだよ。


イラクのモハメドくんは視力が回復せず、再び日本へやって来るそうだ。
痛みは伝わらないけれど、
痛みに想いをよせる事なら僕たちにもできるはずだ。


日本は、ね。
もう絶対に戦争はしません!ってね、
世界中の人と約束をしたんだよ。
すごい国だろう?


少しずつでもいいよ、
しっかりと学んでほしい。