正しいって事について

僕はこのスタンスでブログを書いている。
出来るだけ楽しい話題を書いていきたい。
けれども様々な立場によって受け取られ方が違う。とても難しいなぁと思う事もしばしば。
ウェブログとは、個人がその責任において1つのメディアを持ってしまっている事に匹敵する。
充分に気を付けて書かなければと思う。意見等あれば是非、メールをよせて頂きたい。


今週は気持ちが萎えた。立て続けに4件、子供の怪我についてのメールを頂いた。やはり肘と肩の故障。中には小学2年生の男の子の事例もあって胸が痛んだ。
全国で久米先生のような専門家がいくら奮闘しても、これではイタチごっこだ。
もしくは「子供に怪我をさせない」と言う理念を持ったハッピーズのKコーチのような方が、チームの壁を越えて活動して頂けるような状況を作らない限り、悲しい想いをする野球少年がまた増えてしまう。


4通のメールを読みながら・・・・・、息子が怪我をした時の状況を思い出して僕はただひたすら悲しかった。
こんな思いをするのは息子で最後にしてほしい。と、僕は願ってきた。息子には申し訳なかったけれど。
きっと息子なら大丈夫。親バカかもしれないけれど、僕の息子は弱い男ではない。
どんな状況でも乗り越えるだろうと信じる事が出来たからだ。


次から次に起こる、こんな件に関して・・・・ね。
正しいって一体どんな事を言うのだろうと考え続けてきた。
正しいフォームって?正しい指導って?
その正しいって事について、正しい答えが知りたい。


先日の講演会で石毛宏典さんに僕は聞いた。
野球の指導において正しいとは、どの様な事を言うのでしょうか?と。


石毛さんの答えはとても明快だった。


野球の指導においての正しいとは、型(カタ)の事です。
正しい指導とは、正しい型を教えることです。
個性と我流はまったく違うものです。
正しい指導が出来ないのなら、何も教えない方がいい。


たとえば、ね、中村ノリのスィング。
ヨシノブのスィングは、こう。
イチローのスィング。
松井秀樹のスィング。と、それぞれ実際に振って見せてくれた。
個性的だけれどそれぞれ理にかなった正しい型であると。
彼らは決して我流ではないと説明して下さった。


最も力を込める瞬間の身体のバランスの見事なこと。
そのバランスこそ型・・・・・。


子供たちを指導するにはコーチングではなくティーチング。
その言葉が印象的だった。


子供の故障・・・・。
もっともっと真剣に取り組んで欲しい。


がんばれがんばれ!
怪我になんか負けるな!乗り越えてほしい。


・・・・・・今日のお昼、練習からハヤト帰宅。・・・・・
玄関の脇、僕の仕事場のドアを開けて、大きな声でただいまーっ!
汗ぐっしょり・・・・・。
練習どうだった?楽しかったか?
うん!疲れたけれど楽しかったよ!


僕はこの顔を見るのがシアワセ。そうだよ、それだけでいいんだ。
おーい!昼メシの前にシャワー浴びておいで。


がんばれよ。もう少しで夏だぜ。