サマーバケーション

せっかく家族で出掛けるチャンスだったのに・・・・・。
結局我が家は工夫がない。ディズニーシーしか思い浮かばないのか?
ワシは車を運転し、お金を払い、ただひたすら行列に並び、荷物を持ち、歩く。
普段鍛えることの無い身体、全身に汗がほとばしる。
カメラのフレームの中で、楽しそうに笑う家族の顔。
この顔を見るために親父たちはがんばっている。日本中できっと。
愛しいでしょ?健気でしょ?親父たちって。がんばっているでしょ?
親父に光を!もっと光を!
でもね、暑いのは苦手だ。ちょっと困る。
ワシなんか今、股ズレになっちゃって、軟膏を塗ったところ。
きっと両足の内側同士がくっついていたんだね。ゆったりとした半ズボンが逆効果だったようだ。
アディオス!痛〜いよ!


先月の中頃だった。娘が応募した「ディズニーシー・ホテルミラコスタ」のイベントが当たった。
娘とカミさんは狂喜乱舞して喜んでいた。
応募ってしてみるモンだなぁと、ワシはただ感心していた。
「当たった!当たった!早速お金を振り込まなくっちゃ!」
は?・・・である。タダじゃないのか!べらぼうな金額だ・・・・・。
それを当たりと言うのか?
むしろワシにとってはハズレのような気が・・・・・・。
ある日突然、当たりって書いてあるアイスキャンディーの棒が送られてきて、50円玉を握りしめてアイスを食べに行くような感じだ。(うーむ。上手く説明が出来ないけれど)


ホテルの食事を食べ、ミッキーさんたちのショーを見た。
ワシらも踊らされた。ラテンの血が騒ぐワシはね、結構楽しんだ。
やっぱり当たりって事でイイか・・・。夏だし・・・・。


しかし行楽地・・・。ものすごい数の人だった。
でもね、みんなシアワセそうな顔で笑っていた。
疲れて、股ズレになっちゃったけれど、ワシもシアワセだった。


今日は8月15日だ。
わずか60年前、今日のようにシアワセそうに笑っている人なんて、この国にはいなかっただろう。
やっぱり平和がいい。


ワシはジーニーに似ていると言われた。
素直に喜んでいいのか?


チャオ!