9・11から9・11へ。
僕にとって今日の選挙の目的は、それ。
投票に行くのはね、国民の義務ではない。権利だ。
権利だからね、僕は行使する。こうして行使する。
僕のような庶民が、やっと謝る事ができるチャンス。
イラクの子供たちから、これで許して貰えるとは思えないけれど・・・。
「ごめんね。恐かったよね。痛かったよね。・・・許してね。」って。
そう祈りながら僕は一票を投じた。
君たちの頭の上に、爆弾を落としたのは誰?
戦争をする事に賛成した国に、僕は住んでいる。恥ずかしいと思う。
僕の一票だけではね、世の中は変わらないかもしれないけれど・・・。
小選挙区制が導入されて10年。この制度は臭い。
超・選挙・クセェ・・・って僕は呼んでいる。
少数の意見は届かなくなった。
息子と同い年のモハメドくんが爆弾で怪我をした。
さぞかし恐かったことだろう。
痛かったことだろう・・・。
今でも震える。悔しさと命の儚さに。
モハメドくんと同い年の息子は今日も野球の練習へ。シアワセそうな顔で。
野球少年たちがね、ずっとずっと平和な世界で、大好きな野球が出来ますように。
彼らが大人になった時、どんな世界になっているだろう・・・。
どんな時代を、今の僕らは彼らに贈ることが出来るのだろう・・・。
しっかりとしっかりと考えて一票を投じた。