シンデレラマン

hayatonooyaji2005-10-16

永遠の長距離ランナー、親父コーチの大先輩、Sさん。
昨日の朝、走っていく後姿を見ながら僕は感動していた。
同じチームで活動したのは1年間だけだったけれども、たくさんの事を教えてもらった。
野球なんて解らなくても、子供のプライドに寄り添って走り続ける。それでいいじゃないか、と。
長距離を走る人は皆ストイックで誠実だ。
決して多くは語らないけれど、痛いくらいに誠実な人だった。
Sさんのような人こそ、コーチとしてチームに残ってくれていたら・・・・。
きっと少年野球の世界も変化していたのではないだろうか。


種目は違っても一流のアスリート。
誠実でひたむきなアスリート。
その姿勢から子供たちは大切な何かを、もっとたくさん学べただろう。


遅ればせながら・・・・。映画、シンデレラマンに感動。
2時間半、ずっと泣いてしまった。館内、もう少しだけ暗くしてほしかった。
こんな男が実在していたんだ。
親父コーチの仲間たちに、是非観てもらいたい。
ラッセル・クロウの中に、あなたの姿を見つけたぜ。


大恐慌の時代、アメリカの人々は、どんな生き方をしていたのか・・・、分かる。
その中でも家族の絆や、夫婦の愛や、子供たちへの想いは色褪せる事は無かったんだね。


少しでも時間が出来たら観てほしい。
一人だけで観るのがいい。
主人公、ジムの中に自分を見つけよう。


ストーリーに関係ないんだけれど、僕が一番泣けた場面は・・・・・、
子供たちのパジャマ姿だった。ラクダの上下みたいなパジャマ・・・。
命をかけて守るべき愛しい存在として描かれていた。


ジムは闘う。
勝利することが目的なのではない。


親父コーチの大先輩、Sさんは走り続ける。
勝利することが目的なのではない。


僕も闘う。あなたも闘う。
勝利することが目的なのではない。