硬球初体験
これは息子自身が決めた事。
「僕は中学生になったら、硬式で野球がやりたい」
厳しいぞ!きっと。いいのか?本当にいいのか?
正直に言わせてもらうならば・・・、
心配の種は増やしたくない・・・・。
息子の憧れのチーム。清瀬ポニー・ロングコックス・・・。
今日は、小山ドラゴンズの練習は午後から。
もし午前中に、そのチームの練習があるのならば、是非とも見学したいと思った。
この時期は新人戦の真っ最中・・・。体験なんてご迷惑だろうけれど・・・・。
だからこそ、この時期の真剣な練習を見学させたかった。
決心は揺らがないか?厳しい世界なんだぞ!と・・・・・。
人のつながりってありがたい。無理を承知で僕の先輩にお願いした。
「ユニフォームを着て、いつも使っているグローブを持っていらっしゃい」と、言って頂いた。
昨夜は、いつもよりも念入りにグローブを磨いていた息子。
ドキドキ?ワクワク?
遠いかなぁ・・・。通うのは難しいかなぁ・・・。そんな事を考える僕。
「肩肘張るなよ・・・。いいか。」
息子にではなく、僕が先輩に言われた。うーむ、修行が足りん・・・。
アップから参加、軽いキャッチボール、軽いノック・・・・。
若いFコーチに大感謝。
ティーゲージでのトスバッティングは真剣に・・・・・。
野球で、こんなにもうれしそうな息子の顔を見たのは久しぶりだった。
コーン!コーン!硬球の乾いた音。心地いい。
「いいぞ!いいぞ!毎日素振りしてるでしょ?分かるよ!」
息子の顔が輝いた。
「野球は楽しいんだ!楽しもうよ!」
・・・おお!Fコーチ!僕も賛成!その意見頂き!やっと普段の僕に戻った。
帰り際、Fコーチがボールを一つくれた。
「おいで、ね。待ってるよ。」
厳しい世界であろう事は間違いないけれど・・・・。
硬球の打球音、心ときめく・・・・。