真のスポーツマンシップとは。

hayatonooyaji2006-04-24

長く僕の日記を読んで下さっている方々には、同じ事を繰り返し書いているなぁ、と、思われるかもしれないけれど。
この本を読みつつ考える事多し。いま一度、しっかりと書き残しておきたい。
全ての野球少年を持つ親御さんに、僕も同じ仲間の一人として、少しでも参考にして頂ければと願いながら。


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僕は現在でも誇りに思っている。
息子たちのチームが、小学5年生の時の東西秋季大会の決勝戦を・・・。
勝戦と言う晴れ舞台に駒を進められた事を誇るのではない。
敗れ去った後の息子の姿勢を誇っているんだ・・・。


優勝旗を受け取り、次々にメダルを首にかけてもらうライバルチームの選手たちを見ながら、ハヤトは涙をこらえて胸を張って立っていた。そして、彼らの健闘を称えて拍手を贈っていた・・・。
その姿は、しっかりと僕の脳裏に焼き付いている。
その姿こそ、僕の誇りなんだ・・・。


僕はハヤトの姿を見ながら安堵していた。
その時の様子は、この日記にしっかりと書いてある。


あの日、敗れたが為に、ハヤトが得た宝物は大きい・・・。
とてつもなく大きな財産を得たのだと僕は確信していた。
その事に彼自身が気付くのは、もうすぐなのだけれど・・・。


現在、ポニーのグラウンドに立つハヤトよ・・・。
あの日、もしも優勝していたらね、君はポニーに居なかったんじゃないだろうか?


野球の神様は、ね、君をポニーリーグに呼んでくれなかったかもしれないんだ。


スポーツである限り、勝利する事は目標だよね。
でもね、お父さんは思うんだ。君はもっと大切な何かを学んだ。


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清瀬サンダーバード
16名のグッドフェロー(素晴らしき仲間)たち・・・。
不思議なんだ・・・。本当に不思議なんだ・・・。
16人がね、みんなドラマを持っている子ばかりなんだ・・・。
懸命に乗り越えてきた野球小僧ばかりなんだ・・・。


サンダーバードだけじゃない。
ベースボールクラブも、フェニックスも、ロングコックスも同じ。
子供たちの「夢」や「誇り」は、宝物なんだ。


僕は密かに名付けた。
「野球の神様に選抜されたチーム」


不遜かもしれない。
でもね、君たちのような子供が集まれた事は奇跡。


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勝利を夢に見て、君たちはボールを追うだろう・・・。


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フェアプレー。
ポニーの野球の中で、僕が学んでほしいと願うのはね、それだけ・・・。
一人の「野球少年の父親」として、心から願う・・・。


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プロテクト アワー ネーションズ ユース
(我が国の青少年を守れ)


ポニーの理念は、もっと多くの方々に知られるべきだ。


野球少年たちの誇りを守れ!
僕には、そう聞こえる・・・。


だから僕は大切な息子をポニーに預けた。


信頼出来る指導者たちの下に・・・。