ひとつだけの花

ナンバーワンにならなくてもいい。もともと特別なオンリーワン。
そう、「世界に一つだけの花」の歌詞なんだけれど、何度聴いても心うたれる。
そうなんだよ。誰もがかけがえのない「今」を生きているんだ。


朝、期末テスト中の子供たちの登校する様子を見た。
微妙に違う感じ。普段の登校風景とは・・・。


おーい!大丈夫だよ。
君たちは大丈夫なんだよ。
ホレホレ!肩の力を抜いて・・・。
君に出来る事だけを精一杯やればいいんだ。


大丈夫だよ。
僕は40年生きてきてやっと解った。
誰ひとりとして、必要とされていない人なんていない。イナイイナイバーだ。


中学生。みんな同じ制服を着ているんだけれど・・・、
ひとりひとり中身は違う。同じ人間なんていないんだ。
君の個性は、ね、この世の至宝なんだ。


いいかい?誰かと自分を比較するな!
それは絶対に間違いだ・・・。
信じてほしい。劣っている人なんて存在しない。


川沿いの遊歩道を歩く中学生たち・・・。
がんばれがんばれ・・・。
そう祈りながら見ていた・・・。


がんばれ・・・。
君にしか咲かせられない花を咲かせてほしい。


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時間を作るんだ。
本をたくさん読むんだ。


灰谷健次郎さんの小説。
高史明さんの詩。


それらは教科書だ。
本当の教科書なんだ。


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中学生・・・。
がんばれ・・・。