ハヤトへ
よう、ハヤト。
父さんはなぁ、すごいショックだったんだぞ!
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「あのさ、父さん・・・。」
あ?何だ?
「父さん、悪いんだけれど野球に関しては、オレの事を心配しなくていい。
放っておいてほしい。全部自分で考えられる。」
ガーン!
ドヒョ〜ン!
ガチョ〜ン!
何かが僕の中で終わった。
ものすごいショックだったのだけれど仕方ない・・・。
「僕、野球ヲ習イタイノ・・・。」
あの日のちっちゃなハヤトはいない。
せっかく面白いマシーンを作っているのにな・・・。
「大丈夫だよ。自信があるんだ。」
大きくなったハヤト。
背丈がカミさんを抜き、姉を抜き・・・。
う〜む。
ちょびっと寂しい・・・。