娘が作成してくれた、僕の25キロ減量のためのメニュー・・・。
あまりにも過酷、なおかつ熾烈、そして強烈・・・。
情け容赦の無い、ハードなプログラムだ・・・。


娘よ!厳しすぎるぞ!
ブーブー!ブーイングだっ!
一体誰に似たんだ?・・・(多分、カミさんだな・・・。)


娘の、僕の減量に関する基本的なコンセプトが恐ろしい・・・。ブルブル。


1、夜は食べちゃダメよ!
2、とにかく運動よ!


嗚呼、僕の頭の中に流れていたロッキーのテーマが・・・
グロッキーのテーマになってしまいそうだ・・・。


〜ブツブツ・ブツブツ・炭水化物、オイラを元気にしておくれ〜


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娘の想いに応えなければ・・・。
お年頃の娘とデートが出来る父親で在り続けなければ・・・。


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そうさ、今から十数年後・・・。
バージンロードに立つであろう、僕ら父娘・・・。
しっかりと腕を組みながら・・・。


花婿の眼前、僕は娘と組んだ腕の力を緩めないんだもんねー。
そのままズルズルと娘を引き摺って帰宅しちゃうんだもん・・・。


号泣しながら・・・。


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15歳・・・。そろそろお年頃の娘・・・。
娘を想う時、なぜ胸がキューンとするんだろう・・・。


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「髪の薄い人に娘あり」
真理を突いた新しいコトワザなんだそうだ・・・。
そりゃそうさ、娘に心配の種は尽きず・・・。
髪なんざ薄くなっちゃっても仕方なかろう・・・。


「太っている人に娘あり」
そんなコトワザを作られないようにしなくっちゃ!


僕はダイエットに立ち向かう・・・。


よじ!かかって来い!
ばっち来い!