真冬の国のマウンドで。

hayatonooyaji2007-01-12

〜その船は 今何処に フラフラと浮かんでいるのか?
 その船は 今何処で ボロボロで進んでいるのか?
 流されまいと 逆らいながら 船は挑み 船は傷み
 全ての水夫が恐れをなして逃げ去っても・・・


 その船を漕いでゆけ お前の手で漕いでゆけ
 お前が消えて喜ぶ者に お前のオールをまかせるな!〜


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ヴィクトル・スタルヒン、50回目の命日。


寒い国から来た野球少年は、真冬の国のマウンドに立ち、僅か40歳で生涯を閉じた。


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野球の神様は残酷なのだろうか?
こんなにも広い地球上に於いてさえ、スタルヒンの居場所はマウンドしかなかった。


野球の神様は慈悲深く優しいのだろうか?
たとえマウンドだけであったとしても、居るべき場所を彼に与え給うた・・・。


「夢」と云う言葉の意味。
「孤独」と云う言葉の意味。


スタルヒンもまた、多くの野球少年たちにね、知っていてほしい選手の1人・・・。


歴史の中で翻弄されてしまう人間の弱さ。
けれども折れぬ人間の強さ。
野球の出来る喜び。
夢を持つことの大切さ・・・。


現代の野球少年たちに対しての強烈なメッセージになるだろう・・・。


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冒頭に書いた「宙船」の歌詞についてもね、
僕は野球の好きな子供たちに考えてほしいんだ。



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大杉勝男さんのこと・・・。
津田恒美さんのこと・・・。
ヴィクトル・スタルヒンさんのこと・・・。


現代の野球少年たちに教えてあげたい選手の話がたくさんあるんだ・・・。


彼らを知ってほしい・・・。
なぜ君が今、野球を真剣に学んでいるのか?
その答えをおしえてあげたいんだ・・・。


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