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阿久悠さんが野球少年たちに遺した美しい詩の数々にふれる・・・。
優しく深く、そして何よりも崇高なまなざしに僕は揺さぶられた・・・。
少年たちの夢は熱く、宝物のように尊いものだと信じ抜いた人であった。
阿久悠逝く夏。
どうしても僕は彼の足跡を探したかった。
ほんのひとかけらでもいい。
僕にとってはね、阿久悠のまなざしを学ぶ旅だ・・・。
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思い立ったが吉日。
昨日の夜中に出発した。
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「僕、野球ヲ習イタイノ・・・。」
きっとね、すべての少年が口にした言葉なのだと思う。
その日の眩いばかりの想いを大切に育てられた少年たちはシアワセだ。
阿久悠さんは謳う。
「奪うなかれ!少年たちから夢を奪うなかれ!
守りたまえ!少年たちの夢を守りたまえ!」
瀬戸内少年野球団・・・。
そこに描かれた少年たちの笑顔に想いを馳せてみる。
野球とは、かくも愛しく煌くものだ。
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少年時代の松井に会いに行こう。
少年時代のイチローに会いに行こう。
すごいなぁ・・・。
君はがんばっているね!って・・・。
小さい日の彼らの頭を撫でてあげたい・・・。
ムギュっと抱きしめてあげたい・・・。
そんなモノスゴイ不遜な気持ちなのだけれど・・・。
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