勇気について。

祖国の惨状を命懸けで伝え続けているイラク人ジャーナリスト、
ハッサン・アボット氏・・・。
しばらく日本に滞在していた時の様子がニュースで紹介されていた・・・。
ご覧になった方も多いだろうと思う。
現時点でもなお、連日のように多くの民間人が殺されている・・・。
傷付き、悲しい目をした子供たちの姿が痛い・・・。
あまりにも痛い・・・。


今、僕らに出来る事はね・・・、知る事。
事実をしっかりと知る事。
そして・・・、考える事・・・。


戦争では何も解決なんてしないんだ・・・。


どうして「あの時」、そんな簡単な事すら多くの人々は気付かなかったのだろう?
イラクに爆弾を落とす事を決めた「あの時」・・・。
この現在のイラクに於ける惨状をなぜ想像出来なかったのだろう?


暴力は暴力しか生み出さない事。
悲しみの連鎖を断ち切るなんて出来ない事。
正義の戦争なんて存在しないんだ・・・。
どうか中学生のみなさん、それを知ってほしい。
なにしろ僕らはね、戦争を放棄した国に生きているんだ・・・。


世界の中で、本当に僕らがしなければいけない役割について考えてみよう・・・。


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ハッサン・アボット氏は、再び祖国へ戻る・・・。


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圧倒的多数の人々が誤った考えを持ってしまった時、
たった一人でもそれに抗う勇気を持っているだろうか?


「ゴッドブレスアメリカ」を唄う事を拒否した、
あの黒人メジャーリーガーのように・・・。


イラクの子供たちの上に爆弾を落とさないでくれ。」
そう言いながら打席に向かった勇気・・・。


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少年たちよ、
野球から勇気を学べ。