ポニーの主役は少年たちである。

生まれて初めての優勝メダルを首に下げて笑っている顔を写真に撮った。
涙が止まらなくなっちゃっている僕も、グラウンドへ入れて頂き、選手たちと走った・・・。
野球の神様の気配を、こんなにも身近に感じながら、深呼吸をした・・・。

「ポニーの主役は少年たちである。」
「どうか、子供たちを全力で守って頂きたい。」

日本でポニーリーグの火を灯した人の言葉を噛み締める時、
どうしようもなく涙が溢れる・・・。

少年野球はきっと、
間違いなく少年たちのものであって、
輝くような野球少年たちの姿は、僕たちの至宝である・・・。

野球が下手な子供なんて、この世には存在しないんだ。
ただ、野球が上手な子供と、これから野球が上手になる子供だけがいる。

みんなで力を合わせる事の大切さを学べばいい・・・。
仲間を大切に思える心を育めたらいい・・・。
それを野球から学べるのならば、最高にうれしい・・・。

プロテクト・アワー・ネーションズ・ユース。
Ｐ・Ｏ・Ｎ・Ｙ
少年たちの夢や誇りを守るべく存在する野球がある。
願わくば、僕は、ずっとずっとこのグラウンドにいたい・・・。
野球の好きな子供たちを、一人残らず抱きしめていたい・・・。

少年たちが夢を語れぬ時代に、
反旗を翻してやりたい・・・。
ポニーリーグの旗を翻してやりたい・・・。

風に舞うポニーリーグの旗を見つめた時、僕は、手を合わせて祈ったんだ・・・。
日本にポニーリーグが存在する事は奇跡だ。

少年よ、
野球が好きでたまらない少年たちよ、
夢を語りなさい。
ずっとずっと夢を語り続けなさい。

君の夢が僕たちの宝物だ。
大丈夫だよ。
守ってあげる・・・。

カキーン！の音。
とっても大切な音。