夏を見たかい？

春休みが始まり、いよいよ全力で野球に取り組む日々が過ごせる。
どうか怪我なく充実した野球の物語を紡ぐ事ができますように・・・。
息子も、仲間たちも、ライバルたちも・・・。
物語の第２章の、素晴らしき佳境へ向けて・・・。

カキーン！の音が響き渡るグラウンドの様子を、少しだけ見に行った・・・。
３年生も２年生も、本当にイイ顔をしていた・・・。
ソメイヨシノもまだ２分咲きの３月なのだけれど、なぜかいくつもの夏がそこにあるように思えてならなかった。
春の光景が真夏のように見えるのはきっと、純粋な野球小僧たちの想いが蒸気のようになってグラウンドを覆いつくしているからなのかもしれない・・・。
本当だよ・・・。
いくつもの、そう、いくつもの真夏が見えたんだよ・・・。
絶対に幻なんかじゃないんだ・・・。

カキーン！ってね、白球が舞う。
蒼い空に舞う。
とても美しい弧を描いて。

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いよいよ明日。
清瀬ポニー３０期生（新３年生）たちは、沖縄へ出発する。
沖縄の地でもね、夏の光景を感じられるような野球を魅せてほしい・・・。

たった１３人の同期の仲間たちだ。
だからこそ、それぞれが紡いでいる１３編の野球の物語を重ね合わせてがんばれ・・・。
沖縄のきっと、抜けるような青空の下で・・・。

僕は、その様子をしっかりと見届けようと思う。

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１３人の坊主頭が並んでいた・・・。
格好いいぞ！みんな！マジで似合っているぞ・・・。
くりくり・くりくり・・・くりくりっとな・・・。
みんな頭のカタチが美しいぞ・・・。
ほらね、後頭部ゼッペキ率はゼロだろ？
その姿はね、感動的ですらある・・・。
ありがたや・・・ありがたや・・・。
な〜む〜ってさ、手を合わせるオジサンを許してくれるかい？

頭をがしがしって、触らせてくれるかい？

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胸いっぱいに深呼吸をして、全力でプレーしておくれ・・・。
１３人が始めて出会った、２年前の春を思い出して・・・。

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リョウくん、ムラ、タニさん、マッちゃん、カトケン、サトルくん、シマちゃん、
ケイちゃん、スズケン、チカキくん、ニッちゃん、ＫＯＹＯ、ハヤト・・・。

夢を見よう！夢を見よう！
終わりのない夢を見よう！

清瀬ポニーリーグ、その３０期生の仲間・・・。

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野球の風。

野球の風を感じながら。

夏の光景を探しながら。