１ねんせいになったんだね。

黄色い帽子。
赤や黒、真新しいランドセル。
弾けるような笑顔。

ピカピカの１ねんせい！
おめでとさん、おめでとさん・・・。
楽しい小学校生活が送れるといいね・・・。

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ソメイヨシノはすっかり葉桜になってしまったけれど、晴々とした笑顔をたくさん見た。
なんだか僕もウキウキとした気分になるんだ・・・。

車で買い物に出掛けた僅かな時間にも、あちらこちらで小学校の入学式に向かう親子の姿を見た・・・。
み〜んなシアワセそうな顔で笑いながら歩いていて、すっかり僕もシアワセのおすそ分けをもらえた・・・。
元気に育って１ねんせいだ。
おめでとさん、本当におめでとさん。
いつまでもず〜っとさ、今日のような笑顔でいておくれ・・・。

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トモダチひゃくにんできるかな？

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葉桜。
よ〜く見てみるとね、なんて綺麗な葉っぱの色だろうと思える・・・。
若葉の季節が近づく・・・。

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いい笑顔・・・。
いい笑顔・・・。
ピカピカの１ねんせいの笑顔・・・。
こぼれおちそうに溢れる笑顔・・・。

生まれて初めてユニホームを着た時の、小さな野球少年の笑顔に似ている・・・。

人間ってさ、やっぱり笑っている顔が一番いい・・・。

それが子供たちならなおさらの事・・・。

シアワセな人生を歩んでおくれ・・・。

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小学校の入学式に向かう家族連れを見ていて、ふと僕は気付いた・・・。
どの家族も、みんなそうだ・・・。

お洒落をしていないのはな、親父だけだぞ・・・。
なんだかくたびれた背広を着ているぞ・・・。

普段はきっとＧパン姿でさ、おそらく自転車をウリャリャ〜ッ！って漕いでいるであろうお母さんだってさ、とってもお洒落な格好をしているのにな・・・。

子供だって女の子も男の子もヨソイキを着ているのにな・・・。

親父ってヤツはきっと、どこんちでも不憫なのだ・・・。

だが、くたびれた背広を着ていても笑っている・・・。
肩からカメラをぶら下げて笑っているんだ・・・。
とってもシアワセそうな顔をして笑っているんだ・・・。

親父ってヤツはきっと、どこんちでもいいヤツなのだ・・・。

時代よ！社会よ！混迷を深める未来よ！
もっともっと親父たちにだって愛をくれ！なのだ・・・。

くたびれた背広はね、親父たちのユニホームなのだ・・・。

僕を含め、親父たちってヤツは、愛すべきヤツらなのだ・・・。
愛すべきヤツらを愛すべきだぞ！・・・ＯＫ？

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入学式。
おめでとさん。
親父はみ〜んな働くのだ。
君たちのために働いているのだ。

君たちも小学校で一生懸命に勉強するんだぞい。

その筆箱さんも、ノートさんも鉛筆さんも消しゴムさんも下敷きさんも、
ぜ〜んぶ父ちゃんのな、血と汗と涙の結晶なんだぞい。
大切に使うんだぜ、ベイベ。

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入学式。
おめでとさんさんサンシャイン。