ゴー・イースト。

目が覚めて僕は、おもむろに雨戸を開ける・・・。
おおっ！なんという爽やかな風・・・、快晴なり・・・。
とうとうソメイヨシノの花びらは散ってしまったけれど、まるで初夏を思わせるような朝だった。
きっと何か良い事が起きそうな予感に溢れる・・・。
鼻歌のひとつでも口ずさみたくなる・・・。

布団をたたみ、階下へ降りる・・・。
おはようさんさん愛燦々・・・、なんちゃってな・・・。

♪おはようおはよう〜　おはようおはよう〜
　朝だ〜よ朝〜だよ〜♪ってか・・・。

朝の支度をしながらテレビを見ているのであろう、カミさんと娘の話し声が聞こえてきた・・・。

「うわぁ、体脂肪率１０パーセントだって・・・。」
「知ってた？この人はね、パパと同い年なのよ・・・。」
「ヤダ〜、信じられな〜い・・・。」

おっは〜！
な〜に？なんの話題？
・・・う〜む、これは少年隊のメンバー、ヒガシヤマさんだな・・・。
１９８５年、デビュー曲は「仮面舞踏会」なり・・・。
♪ヤ・ヤ・ヤ・ヤ・ヤ・ヤ・ティヤ〜♪ってな・・・。
テレビに映っているのは、一糸纏わぬ姿のヒガシヤマさんだった・・・。
ストイックに鍛え抜いているのであろう、鋼のような肉体だ・・・。

たしかになぁ、同い年って言葉の中のね、「同」って文字が悲しい・・・。
ちっとも「同」じゃない・・・。
「同」もすいません・・・、なんちゃってね！
さ〜てと、朝御飯を食べるぞ！

パクパク・モグモグ・モグモグ・パクパク・・・。

人は人なり、我は我なり・・・。

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しかし、同い年なんてレベルでの話しではないぞ。
同じ人類なのか？ってレベルでの話しで御座候・・・。

ヒガシヤマさんのひたむきな生き方、真っ直ぐに自分の人生と向き合っている姿に感動した・・・。
きっと僕ら中年だってさ、まだまだ何かが出来るのかもしれないよね・・・。

同い年の僕らに勇気をくれる存在だ・・・。
格好いいなぁ・・・、ヒガシ・・・。

格好悪いなぁ・・・、僕。
同じ年に生まれ、同じ時代を生きてきたのになぁ・・・。
天と地ほどの違いか？
雲泥の差か？
月とスッポンだ・・・、スッポンポンだ・・・。

たぶん、
「ください。」って言われる第２ボタンと、
「ください。」って言われない第２ボタンの差だな・・・。

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う〜む、・・・肉は食べず、野菜を中心とした食生活だという・・・。
大したものだ・・・。
偉いなぁ・・・って思う・・・。

朝から肉を食べながら思う事ではないのだが・・・。

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とりあえず僕も今日は一日ね、間食をせずに過ごそうと決めた。

ナボナがあるんだけれど・・・。