絵日記。
わっはっは!
これは絵日記だぞ、夏休みの・・・。
ハヤトが小学校1年生の時の絵日記だ・・・。
「やきゅう
ぼくは小山にはいってやきゅうにはいりました。
ぼくはまだへたなのでむずかしくないのをやりました。
でもへたなのでそれもできませんでした。
でもやってるうちにできるようになってうれしかったです。」
この絵日記の文章を読み、最初は笑っていた僕なのだけれど、
何度か読み返して思わず心がズンとした・・・。
早かったなぁ〜。
ここからの日々。
楽しかったなぁ〜。
非常に短いハヤトの文章だが、そこに野球の楽しさや難しさが表現されているのではないか?
僕が先生だったらな、ハナマルをつけちゃうだろうな・・・。
え?甘すぎるって?
そうだな、たしかに僕はスイートな父ちゃんかもしれん・・・。
冗談はさておき、
息子の少年時代に僕は、スポーツを学ばせて良かったって思う・・・。
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だってスポーツは素晴らしいからさ。
オリンピックに甲子園、ワクワクしっぱなしの僕の毎日。
ラジオ&テレビでず〜っと観戦。
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人は何故スポーツを観るのか?
そうだ、その答えならば簡単だ・・・。
感動したいからだ・・・。
ただそれだけだ・・・。
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美しい音楽を聴いたり、
詩を読み魂を振るわせる事がある・・・。
その時に揺さぶられる心の中の、
「コミアゲルヨウナ」感情をきっと感動と呼ぶのだろうと僕は思う。
それを探す。
僕は、「コミアゲルヨウナ」感情をいつも探しているのだ・・・。
そこに詩はあるか?
詩を感じさせるような何かはそこにあるのか?
完成されていても、
完璧な物であったとしても、
そこに詩を感じる事が出来ない限り、
それは美しくない・・・。
感動は無い・・・。
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この9年間、僕は息子たちの野球の傍にいて、
「コミアゲルヨウナ」場面にいくつか出会う事が出来た・・・。
それだけでも僕はシアワセだった・・・。
今、僕は、
「コミアゲルヨウナ」場面の中にいた子供たちを想う・・・。
その子供たちが歩んだ日々を、すべて肯定し続けてあげなければと思う・・・。
昨日メールをくれたTくん・・・。
彼もまた、そんな子供たちの中の一人だ・・・。
豊かな人生を築き上げてほしいものだ・・・。
シアワセな青春を過ごしてほしいものだ・・・。
キラキラと輝く、「コミアゲルヨウナ」場面はきっと、
そんな子供たちすべてのこれからの人生の中に、
幾度も幾度も訪れる事だろう・・・。
がんばれよ、みんな、
シアワセな人生を歩みなさいよ・・・。
中学校時代で、ひとまず野球を終えるのだという少年たちの話も聞いた。
少しだけ僕は寂しい気持ちになるのだけれど、仕方ない・・・。
だが、そんな少年たちの心の中にもずっと、
忘れ得ぬ何か、宝物みたいな思い出は残り続けるだろう・・・。
きっと、全部、これでイイのだ。
君たちはみんな、これ以上ないほどがんばっていたんだ・・・。
そんな少年時代を過ごしていたんだ・・・。
カキーン!って、ね。
ああ、僕が証言してあげるよ・・・。
ずっとずっと、君が大人になってもね。
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夏が続く・・・。
勉強&家の手伝い&野球・・・。
中学3年生のハヤトの夏休み・・・。
そんな日常を観察しつつ・・・、
僕は夏を楽しむ親父・・・。