本屋さんからの帰り道。

一昨日の本屋さんに於ける我ら親子の様子・・・。
(なにしろ我が家から一番近くにあるお店が本屋さんなんだ・・・。
 すごくイイ環境でしょ?)
僕とハヤトは二人、スキップしながら本屋さんに行ったのさ。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


僕は、浅田次郎さんの文庫本を数冊・・・。
それをすぐに決めた・・・。
ハヤトはスポーツ関係の書籍が並ぶ棚の前でず〜っと熟考。
読みたい本を選ぶのはさ、とてもとても楽しい時間だ・・・。
でもね、ちょっぴり時間が掛かりすぎているかも・・・。


ぼ「おい、ハヤト。まだ決まらないのか?
  父さんはお腹が痛くなった・・・。
  早く家に帰りたい・・・。」


ハ「ええっ!またか!
  父さんは本屋さんに来る前にさ、正露丸を飲まなきゃダメだよ・・・。」


ぼ「すまん・・・。
  耐えがたきを耐え、忍びがたきを忍んでいたんだけれど、そろそろ限界だ。」


なんちゃってだ・・・。


でも、子供が本を選んでいる姿ってね、親にとってはとてもシアワセな姿なんだ・・・。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


イチロー選手の本。
それから、動体視力トレーニングの本。
それがハヤトが選んだ本だ・・・。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


本屋さんからの帰途、
笑いながらいろいろな話をして歩く・・・。


次期生徒会選挙の事・・・。
ようやく生徒会長の重責を終える・・・。


よくがんばったなって心の中で僕は言う・・・。


「彼は全校生徒のキャプテンです。」
そんな言葉を君に贈ってくれた校長先生の感性が素敵だった・・・。


キャプテンか・・・。
そう、リーダーなんかじゃない・・・。
キャプテンってね、リーダーとは違う・・・。
キャプテンってさ、みんなと力を合わせて目標を達成する人の事なんだもんな・・・。
君は、そう、宝物のようなトモダチに多く恵まれていた・・・。
多くのトモダチと一緒にいられたからね、
いろんな活動が出来たんだ・・・。


学校生活って、
それはとても野球に似ているんじゃないだろうか・・・。


全校生徒のひとりひとり・・・、
1年生から3年生まで・・・、
女の子も男の子も・・・、
誰もがかけがえのない存在で、
誰かが欠けても成り立たないものなんだからね・・・。


「学校は楽しいんだ。」
そう言い続けた君の勇気を、父さんは誇りに思う・・・。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


本屋さんからの帰途・・・。


本屋さんからの帰り道ってさ、
ひときわ楽しい帰り道だと思わないか?


早く家に着いて本を読みたいよね・・・。
買ったばかりの本を読みたいよね・・・。


わっはっは!
でもさ、父さんはな、
本を読むより先に、
早くトイレに入りたい・・・。


お腹が痛い・・・。