個を尊ぶ。
夜10時から始まるTBSラジオの番組、「アクセス」の中に今夜、中学3年生の男子生徒が電話で出演していて、
それはそれは立派に自分の意見を述べていた・・・。
大したものだと僕は、彼の意見を聴きながら本当に感心した・・・。
彼と同年の息子を持つ親の一人として、
彼の述べた意見をとても頼もしく思った・・・。
自分の息子との会話の中ではね、なかなか見えない事だってある・・・。
気付かず、ともすると見落としてしまいがちな事だって、ある・・・。
ラジオから聴こえる電話の少年の声の中に僕は、息子たちの世代もまた自身の心で考え、
自身の足で歩み始めている証しを見つけられたような気がしてうれしかった・・・。
そして、中学生を子供たちだなんて呼んでしまっている自分の不遜を知る・・・。
そうだね、たしかに個と個・・・。
しっかりとそれぞれが持つ個を尊重しあいながら過ごさねばなるまい・・・。
君たちは15歳・・・。
紛れもなく君たちは個である・・・。
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今日、車で外出した時の事だ・・・。
赤信号で停車した僕の車の前の横断歩道を、
ちっちゃな保育園児たちの散歩の列が渡って行った・・・。
15,6人ぐらいだろうか、ヨチヨチと歩く姿がとても可愛らしかった・・・。
列の前後と左右には保母さんたちが歩き、ちびっ子たちはみんな手を挙げていた・・・。
それにしてもちっちゃかった・・・。
どう見ても歩き始めたばかりみたいな子も何人か混じっていたんだ・・・。
全員が腰縄で結ばれて、数珠繋ぎになってヨチヨチ・・・。
手を挙げてはいるのだけれど、あちらこちらとみんな、別々な方向を見ていた・・・。
2歳前後かな?
うむ、アラウンド・ツーと呼べるだろう・・・。
略してアラツーだ・・・。
どの子もみ〜んな宝だ・・・。
ヨチヨチ・・・、ヨチヨチ・・・。
おぼつかない足取りでもね、みんな前へとしっかり歩む・・・。
気持ちを持って前へと進む・・・。
君たちは2歳(たぶん。)
紛れもなく君たちだって個である・・・。
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今、日記を書きながら思い出した・・・。
二度目に行った沖縄で出会った小さな野球少年たちの事・・・。
彼らは小学1年生だった・・・。
スタンドにいながらも走り回っていた彼らの姿が楽しくて、僕は見ていた・・・。
小さなユニホーム姿が可愛くて懐かしくて、僕は見ていた・・・。
その中の一人と目が合った瞬間に僕は取り囲まれたんだ・・・。
「おじさん、どこから来たの?」
ものすごく人懐こい野球少年たちだった・・・。
3人が僕の肩の上に乗った・・・。
「おいおい、やめろっ、オジサンはイナバ物置じゃない・・・。
ってギャグ、君らにゃ解らないだろうな・・・。」
僕は帽子を取られ、髪の毛をガシガシされた・・・。
それ以来、ちょびっと首が痛い・・・。
でもね、小さくてもさ、彼らの持つエネルギーの力強さを感じた出来事だった・・・。
彼らは7歳(これは間違いない。)
紛れもなく彼らだって個だった・・・。
「あげなジャイアンツ」・・・。
それが彼らのチーム名・・・。
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それぞれの年代を、誰もが煌いて生きている。
まこと生きるとは、煌くばかりのものだ。
自分を尊重して生きなければ・・・。
誰をも尊重して生きなければ・・・。
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夜更けに僕は考えている・・・。
はい。