結局は徳を積むこと。
8年前、アテネでオリンピックがあってね・・・、
アテネであってね、・・・なんちゃって・・・。
そこでも室伏選手は繰り上げの金メダルだった・・・。
そして今回の北京でも、同じように繰り上げでのメダル獲得なのだから常に、
室伏選手はおそらく「徳」について考えているのではないかと思う・・・。
「徳」がある人だなぁ、と、室伏選手を見て感じる・・・。
高邁である。
純粋である。
何よりも研鑽を重ね続けている人である。
自ずと「徳」は、身に付くはずだ・・・。
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「徳」とは、大いなる存在(もしかしたらね、それは神様かもしれないのだけれど、あえてここでは大いなる存在とだけ書こう。)に対しての貯金のようなものだと聞いた事がある・・・。
それを貯める事の出来る人こそ、本当に強い人なのだ・・・。
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では、「徳」とは、どうしたら得る事が出来るだろう?
野球を学ぶ少年たちに対しての、何かのヒントになればいいと僕は思い、
それについて少しだけ書かせて頂く・・・。
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目に見えぬ大いなる存在を信じる事だ・・・。
そして、そこに想いを込める事だ・・・。
何があっても絶対に心を倒さぬ事だ・・・。
一見、それは愚かだと思われる時もある。
だが、愚直であれそれを、ただただ続けるだけだ・・・。
高邁な心を持つ事。
純粋な心を失わない事。
そして、地道な基礎練習を繰り返すんだ・・・。
それだけが唯一の方法だ・・・。
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かつて、ハンカチ王子が日本中のヒーローになった時、
ベンチでスコアを付けていたのは、清瀬ポニーの先輩だった。
「怪我さえなければ僕だって・・・。」と、きっと何度もその先輩は思った事だろう・・・。
でもね、決して彼は心を倒さなかった・・・。
負けなかったんだよ、・・・自分自身に、ね・・・。
前を向き、大きな声を出して、かけがえのない仲間たちを鼓舞し続けたのだ・・・。
そして彼もまた、歓喜の渦の中にいたのだ・・・。
大いなる存在の前に、彼はとてつもなく大きな「徳」を積んだ・・・。
その「徳」が今後の彼の人生の中で、
必ずや目に見える形での財産となるはずである・・・。
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「徳」を積む・・・。
自らの「徳」を積む行為が、そう、
多くの人々に感動を与える事が出来るんだからね、
何とスポーツ選手とはシアワセな存在なのだろう・・・。
カキーン!だ・・・。
ただひたすらにワクワクする気持ちを大切にすればいい・・・。
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