少年たちが主人公なのだ。

hayatonooyaji2008-12-20

話は前後するのだけれど・・・。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


今日の夕方近く、カミさんと娘を車に乗せて、買い物に向かう途中で僕は、小さな小さな野球少年を見かけた。
水色の格好いい、野火止コンドルズのユニホーム・・・。
小さなサイズのユニホームさえダブダブに見えるほどの、小さな小さな野球少年だ。
間違いなく小学校1年生だろうと思う・・・。
バットを背負って、徒歩で、クタクタになった様子で横断歩道を渡っていた・・・。
「わぁ〜、可愛い・・・。」
娘とカミさんは、その少年を見ながら言っていた・・・。
僕も、本当に、心から可愛いなぁって思った・・・。


どんなに小さくてもね、誇り高き野球少年・・・。


たぶん、彼はね、徒歩でトホホとお家に帰り、
お風呂に入って御飯を食べて、バタンキュ〜で寝ちゃうんだろうな・・・。
きっと楽しい野球の夢を見ながら・・・。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


野球は、詩だ・・・。
詩なのだと僕は思う・・・。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


今日、僕は、新座市営球場へ行った・・・。
ポニーリーグの野球教室を拝見させて頂いた・・・。


埼北ウインズ、西東京ドジャース、新座ポニー、清瀬ポニー・・・。
それら4チームの1年生の選手たちと、それぞれのチームに合流している小学6年生の体験練習生たちが野球を学ぶ様子を、隅っこ(?)からね、ワクワクしながら見させてもらったんだ・・・。


野球は、詩だ・・・。
やっぱり野球は詩なのだと思った・・・。


とても激しく厳しい指導だったのだが、
熱い何かがしっかりと少年たちに伝わったのではないだろうかと思う・・・。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


伺うところによると、
ヤクルトスワローズ青木実さんは、日本ポニーリーグ協会本部の理事として、
こうして指導の先頭に立って下さるのだそうだ・・・。


井本隆さんは、松戸ポニーの指導者として、
普段から少年たちの側に立っているのだそうだ・・・。


このような形の野球教室を各地で、
そう、関東はもちろん、北海道や沖縄でも開催して頂けるのなら、
とてもとても素晴らしい事だと思う・・・。


「超特急」こと、青木実さんが教える走塁だ・・・。
この体験はね、この少年たち全てのきっと、大きな財産となるはずだ・・・。


カキーン!な心だ・・・。


1年生の選手たちがこれから迎える冬・・・。
驚くほどの成長を見せてくれるであろう春・・・。
それを想像すると僕は、やっぱり胸がジ〜ンとする・・・。
白球を追い、全力で疾走する姿を見ると僕は、たまらなく心ときめく・・・。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


朝に見た野球教室での、ポニーリーグの1年生と小学6年生たちの姿と、
夕方近くに見かけた野火止コンドルズの小学1年生の野球少年の姿・・・。
野球が好きな気持ちできっと結ばれているのだと思えてそれは、
僕から見ればたまらなく美しい一遍の詩なのだ・・・。


みんなみんな始めは小さくて、
ボールを追いかけてクタクタになったりして、
だけれど夜見る夢は野球の事ばかりだったりする・・・。


見る夢が大好きな事ばかりならばそれは本当にシアワセで、
それこそそれを「夢中」と呼ぶのだと少年自身が気付いてくれるのならウレシイじゃないか・・・。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


野球が与えてくれる感動は、詩だ・・・。
楽しい時も、苦しい時も、
悲しい時も、嬉しい時も、
その感動はね、全てが詩だ・・・。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


100人の野球少年がいたら、
100の野球の物語がある・・・。
100人の野球少年たちはそれぞれ、
100の野球の物語の主人公なんだ・・・。


誰だって生まれて初めて野球のユニホームを着た時には笑っていたはずだ・・・。
小さなサイズのユニホームだってね、きっとダブダブだったはずだ・・・。


いつまでもカキーン!の心を持ち続けておくれよ・・・。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・