セカチュウが当時あったなら・・・。

高校3年生のSくんの話だ。


この夏、残念ながら彼らの高校は、西東京大会3回戦でゲームに負けた。
それで彼の高校野球は終わった・・・。
彼は泣いて泣いて泣いて、大学でも野球を続ける事を誓った・・・。


単純だが彼は、そして笑顔を取り戻したのだった・・・。


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今週末、Sくんは、女の子と一緒に映画を観に行くそうだ・・・。
(これは、Sくん母から僕が頂いたメールで伺った事。
 もちろん、Sくん母に了承を頂いた上での記述です。)


生まれて初めてのデートなのだそうだ・・・。
彼のお母さん曰く、
「野球部を引退し、髪の毛と鼻の下を伸ばし、初めてのデートです。」


う〜む、いいじゃないかいいじゃないか・・・。
よ〜く考えたらな、Sくんは受験生なんだけんど、
沸々と湧き上がる青春の衝動と共に過ごす時間は少しぐらい許されてもいいだろう・・・。
うらやましいぞ、青春という名の青い春・・・。
英語で言うとたぶん、ブルースプリング。(違ったらゴメン。)


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何の映画を観るのだろう?


中学時代、Sくんは、チームメート3名(男ばっかり)でね、
なんと、「世界の中心で愛を叫ぶ」を観に行き、ラストシーンで号泣したほどの強の者らしい・・・。


瑞々しい感性の持ち主だと言えよう・・・。


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思い出すなぁ〜・・・。
僕も、思い出すなぁ〜・・・。


僕もそう、高校3年生の今頃でした・・・。
クラスメートの女の子と一緒に映画を観に行ったんだ・・・。


ただ、当時の僕ってヤツは、全然映画に疎くってね、
よりによってその日に選んだ映画は、
時計じかけのオレンジ」だったんだ・・・。


ものすごく難しくて恥ずかしい映画だった・・・。
初デートで観ちゃいかん映画だったんだよ・・・。


今となっては、そうだな、ほろ苦い思い出だな・・・。


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Sくんよ、
くれぐれも慎重にな、映画を選んでほしい・・・。


え〜っとね、オジサンのお勧めは、ね、


松本人志監督の最新作、「しんぼる」だ。


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幸運を祈る・・・。