想い。

いくつもの悲しい訃報がニュースで流れた。


桑田真澄さんのお父さんが亡くなった。


野球の好きな子供を持つ親父の後輩として僕は、慎んでご冥福をお祈りしたいと思う。


「またキャッチボールをしたいねと言っていたのですが、それが出来ず心残りです。」


そう語る桑田真澄さんの目は、本当に澄んでいた。


まさしく澄みきっていた。
名のごとく、だ。

素晴らしい名前を与えてくれた親との別れは、悲しいだろう辛いだろう。


キャッチボールという言葉が持つ温もりを今、
あらためて噛み締めようと思う。


野球小僧・マスミくんの親父さん・・・、
我らが先輩。


・・・・・・・・・・


古いカセットテープを今夜、
僕は聴こうと思う。


浅川マキさんの歌を聴こうと思う。

こんなにも悲しい夜はない。


たしか、そんな歌詞があった。