ひととき。

全国的に名前を知られた中学硬式野球クラブチームでヘッドコーチを務める、僕と同い年の野球のオジサン、Sくんとサシで飲んだ。


新1年生から新3年生まで、そのクラブチームは、ね、実に90名近くの選手が所属する大所帯だ・・・。


その選手たちの一人一人をよりよく知ろうとしているSくんの姿勢が見事で、差しつ差されつ杯を重ねながら僕は、とても勉強になる時間を過ごした。


そのチームの少年たちもまた、シアワセな野球小僧だと僕は思う・・・。


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難しい話しは、そうだね、
また日をあらためてここに記そう・・・。


ジャイアンカップを中学生の甲子園にしてはならない。」


僕も、な、
同じ考えだ・・・。


なっ、難しい話しになっちまいそうだろ?


だからそれは日をあらためて、だ。


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しかし、
Sくんが注文する酒の肴は、ね、
やたらとカロリーが高いものばかりだ・・・。


え?僕?
僕もそれと同じものを食べた・・・。


お腹いっぱいだ。

タン、ハツ、カシラ、ナンコツ、レバー。


タン純明快、
ハツ恋は野球、
これでいいのカシラ、
ナンコツ土佐をあとにして、
知レバー知るほど友情は深まる。


なんちゃって。


友よ、
なんちゃってオジサンを憶えているかい?


じゃあ、オリバーくんは?
ジャンボマックスは?
スーパーカー消ゴムで遊んだ?


わっはっは、同い年っていいよね!

ジュディオングさんの魅せられてを唄いながら、さ、教室のカーテンにくるまっていたヤツっていたよね!

勝手にしやがれを唄いながら野球帽を投げたかい?


同い年ってな、
同じ時代の記憶があるから楽しい。


わっはっは!
長生きしような。

これからもヨロシクな。


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カキーン!の音が聞こえるようだった。


こんなコーチから野球を学べる中学生の君らはシアワセだ。