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各地、強風による被害は、予想された以上に甚大であった。
亡くなった方や、大きな怪我をされた方も多く、胸が痛んだ・・・。
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吹き飛ばされた我が家のフェンス。
家族にも近隣の方々にも怪我は無かったのだけれど、
まったく被害は無かったかと問われれば、その答えは否である・・・。
フェンスは飛び、隣家の庭に落ちた・・・。
隣家の御主人が丹精を込めて育てていた、家庭菜園のネギをなぎ倒した。
申し訳ない想いで僕が謝ると隣の御主人は、
「いいんですよ、気にしないで下さい。」と言ってくださった・・・。
ますます申し訳ない想いが強くなり僕は、平身低頭お詫びした。
「お互いさまですよ、怪我をするような被害が無くて良かったじゃありませんか。」
それを笑顔で言ってくださったのだ。
なんと大きな心だろうかと、僕はひたすら恐縮し、そして感謝した。
「お互いさま。」
お互いさまという言葉の中に、
温かさや優しさ、
いたわりや慰めの心を感じ、
僕は泣きそうになった。
お互いさまという言葉もまた、
意識して使いたいと思う言葉だ・・・。
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忘れてはなるまい。