昨日とは変わり、まるで真夏のような気温の一日・・・。
まさしく火曜日・・・。
火キーン曜日だと言えよう・・・。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


試験期間最終日の午後、
帰宅後の息子は、野球部のチームメート、Kくんと約束をして、
近所の広場へ野球の練習に出掛けた・・・。


Kくんも同じ東久留米の野球小僧。
学童野球時代から彼をよく知る僕は、
息子と一緒に広場へ出掛けたくなる・・・。


だが、ものすごく嫌がられ、断られる・・・。


そりゃそーだ、
高校球児たちなんだもんな、
もう親父の出番はない・・・。
あたりまえだのクラッカー、とうぜんグリコのオマケつき。


息子よ、行ってこい・・・。
父ちゃんを置き去りにして行ってこい・・・。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


高校の野球部の仲間。


いいじゃないか、一生の財産と呼べる仲間。


一生の財産と呼べる仲間になるために過ごす時間。


仲間とのキャッチボール・・・。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


それでも帰りがけにKくんは、ね、
僕に顔を見せてくれた・・・。


大きくて逞しくて、
日焼けした坊主頭の笑顔が僕はうれしい・・・。


Kくんの笑顔の中に僕は、
学童野球時代の彼の面影を見つけ、うれしさ倍増でシアワセ・・・。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


野球を続けてくれてありがとう!と、
僕は、思い出の中のちっちゃなKくんに言った・・・。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


カキーン!


Kくんは、ハッピーズ出身・・・。
息子は、ドラゴンズ出身・・・。


10年の時が流れ、
現在は、高校の野球部の、ね、


かけがえのないチームメート・・・。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


ちなみに、10年の時が流れ、
僕は今、44歳・・・。


え?
お呼びでない?


ごもっとも・・・。