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テレビコマーシャルの、な、熱い血潮をたぎらせた爺さんを知ってる？

僕は、そのコマーシャルを見るたびに笑っちゃう・・・。

ちっちゃな、おそらく野球を始めたばかりであろう孫に向けて、豪速球を投げるんだ・・・。

その爺さんの表情がたまらなくいい・・・。
ブレーキの効かなそうな表情がいい・・・。

息子、もしくは婿が単身赴任で不在。
だから爺ちゃんが野球を教えてやっからな！と、余計なハリキリと決意に満ちた表情がいい・・・。
たまらなくいい・・・。
素晴らしく素敵だ・・・。

瞳の中に炎が見える。
がんばれ！爺さん！と、僕は思う・・・。

｢おと〜さん、やめて！｣と、
娘、もしくは嫁の言葉は届かないんだよ、この爺さんには・・・。

わっはっは！
テレビコマーシャルでこんなに笑ったのは、ね、
学芸会で昆布の役を真剣に踊る少年の顔を見て以来だ・・・。

是非、テレビコマーシャルで熱い爺さんを見掛けたら、笑って許してあげてほしい・・・。

カキーン！なり。

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あと15年？
それとも20年？

僕がもしも、
ハヤトの息子の爺ちゃんの日記を書いていたら笑ってほしい。

笑って許してほしい。