九州の良か親父なら・・・。
アイツはもう、フクオカに帰っただろうか?
一昨日に僕が記述した、あの人の好さそうなおまわりさんのアイツ・・・。
アイツはもう、フクオカに帰っただろうか?
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ずんぐりむっくりしていて、
眼鏡をかけていて、
そうそう、アイツは巨人の星に出ていた左門豊作に似ていた・・・。
間違いなくアイツは、いいヤツだと僕は思う・・・。
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要人の用心という、重要な任務の合間を縫って、
左門はお土産とか買う自由時間はあったのだろうか?
女房子供に、な、
左門は何を買って帰ったのだろう?
崎陽軒のシウマイだろうな、やっぱりな・・・。
「わ〜い、お父さん、シウマイをありがとう!」な〜んて、な、
左門の子供たちは飛び跳ねて喜んだんじゃないだろうか・・・。
「あなた、ありがとう!シウマイ・・・。
新婚の頃以来ね・・・、チュッ!」な〜んて、な、
左門は奥さんからチュ〜のひとつでももらった事だろう・・・。
あんな人の好さそうな顔をしたヤツだもん、
きっと左門の家族ってさ、いい家族に決まってるさ・・・。
崎陽軒のシウマイの醤油差しを捨てられないような家族さ・・・。
なあ、左門よ、良かったな・・・。
大変な仕事だっただろうけれど、良かったな・・・。
やっぱり家族はイイだろ?
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検問をしていたおまわりさんなんだけれど、な、
左門は本当に好さそうなヤツであった・・・。
もっと違うカタチで出逢えていたら、きっと左門と僕はダチになれたと思う・・・。
どうしても聞きたい事があったのだけれど、ついぞ聞けず残念・・・。
え?
何を聞きたかったのかって?
同年代の九州男児に聞きたい事は、ね、
ホークスかい?
ライオンズかい?って事さ・・・。
「ワシは永遠にライオンズを愛しているばい。」
「い〜や、ワシはホークス命たい!」
九州の野球を愛する人々の中で、
ホークスファンとライオンズファンの微妙な境目が我らの年代なんだよ・・・。
そこからカキーン!な野球の話題を膨らませて、
野球な親父の仲間におまわりさんも加えちゃえってのが僕の魂胆だったのだ・・・。
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チャゲ&飛鳥の名曲、
「NとLの野球帽」を聴くと、どんなにか我ら以上の年代の方々がライオンズを愛していたのかが解る・・・。
往時の、西鉄ライオンズファンの粋な心意気を、
僕らすべての野球好きは決して忘れてはなるまい・・・。
左門よ、
もはや西鉄ではなかったかい?
太平洋クラブだったかい?
クラウンライターだったのかい?
時代の流れに翻弄されつつも、
野球を、そしてライオンズを愛し続ける年長者の方々を僕は、尊敬してやまない・・・。
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左門よ、
要人の用心の仕事、お疲れさま・・・。
アメリカの要人のヒト、
美味しそうに抹茶アイスを食べていたな〜。
21000人の君らのおかげだ・・・。
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左門よ、
今生、もしも再会出来るのならば、
中州で飲みてえな・・・。