七五三の子供たちを多く見かけた・・・。


本当に可愛いものだと思う・・・。


どの子もみんな健やかに育ちますようにと僕は、願ってやまない・・・。


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とくに可愛いのは、な、
三歳の女の子だな・・・。


千歳飴を引き摺らないように、手を水平よりも上にしている姿は、さぞかし疲れるだろうけれど可愛い・・・。


もう十数年も前の、我が娘の当時の様子を思い浮かべたりした・・・。


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いつの世も、ね、
子供のシアワセを願う親の気持ちは同じなのよのさ・・・。


中学生の君も、
高校生の君も、
あんまり記憶に残っていないかもしれね〜んだが、
たしかに君も、こんなにも愛され想われ慈しまれて育ってきたのだ・・・。


だから自分を大切にして生き抜かなければならないのだ・・・。


決して自ら命を絶つような事があってはならないのだ・・・。


千歳飴に申し訳ないのだ・・・。


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千歳飴・・・。


白い飴もピンクの飴も、
味は同じなのだ・・・。


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七五三の子供たちよ、
みんなシアワセな人生を歩め・・・。


シアワセは歩いて来ないんだ。


だから歩いて行くんだ。


一日一歩でいい、
三日で三歩でいい、
三歩進んで二歩下がっちゃったっていい・・・。


シアワセになればOK牧場・・・。


三歳の女の子も歩いて行くのだ・・・。


シアワセに向かって、な。


ポックリ履いてポックリポックリ・・・。


だが、水平よりも上にしていた手が疲れちゃったんだろうな、


千歳飴を引き摺って歩いておる・・・。


ポックリポックリ・・・。