ちょっかい。

小学校時代の僕の通信簿が、なぜか今はカミさんの手元にあり、結構面目ない・・・。


担任の先生によって書かれている僕の目標が情けない・・・。


ちなみに、これは五年生の時の通信簿に書かれているものだ。


「目標・人にちょっかいを出さない。」


え?オマエはどんな子供だったのかって?
うむ、たぶん、人にちょっかいを出す子供だったんだろうな・・・。


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大人になった今でも、な、
それは基本的に変わってなくて申し訳ない・・・。


「やめろよ!やめろってば!いい加減にしろ!」って、な、
ポニーで一緒のクマおじさんや、
親友のサップに言われた回数は数えきれなくてゴメンなさいだ・・・。


背後から近づき、いきなり脇の下をコチョコチョしたり、
しゃがんでいきなりカンチョーしたり、
これからはあまりやらないように気をつけて過ごしたい・・・。


だってもう今年は45歳になるんだもん・・・。


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息子の、高校の野球部の父母会の中、
一年生の親父さんなんだけれども、ね、
Mr.ビーンにソックリな人がいるんだ・・・。


そう、ビーンさ、Mr.ビーン・・・。


自分の顔を棚に上げて恐縮なのだが、
そのビーンさんの顔が僕のツボにハマる。


構いたいな〜、
ちょっかい出したいな〜!って、
ビーン親父に会う度にウズウズする・・・。


おそらく一年生の保護者の方であっても、な、
僕より年上だろうし、
もしかしたら偉いヒトだったりしたら普通は困る・・・。


だが、Mr.ビーンだ・・・。
ちょっかい出さずにいられようか・・・。


だって僕らはチームメートだ。
ちょっかい出しても許されるんじゃないだろうか・・・。


二年生の親父のカタマリ。
一年生の親父のカタマリ。
カタマリの壁を取っ払いたいな・・・。
みんなでもっと仲良くなりたいな・・・。


全学年の親父たちが一つのカタマリになれたら嬉しいのにな・・・。


う〜む、
そのためにも、な、
まずはちょっかいだと僕は考える・・・。


構おう、
ちょっかいを出そう!


え?
なんて迷惑なヤツだってか?


わっはっは!
かまわんかまわん。
でも構う、構っちゃう・・・。


みんなが一丸となり、
仲良くなり、
同じ笑顔と涙を流すための第一歩は、ね、
ちょっかいだと僕は見つけたり!


ビーンさんよ、
グラウンドでは背後に注意することだな・・・。