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夕刻、親友のサップがコドモを連れて遊びに来た。
「まいう〜!」でお馴染み、
あの石塚英彦さんをもっとポッチャリさせたような笑顔で、
サップはやって来る・・・。
サップと、サップのコドモと、
カミさんと僕と、
僕んちのダックスフントのタロウと、
しばしの時間を過ごす・・・。
「何歳になりましたか〜?」って、カミさんがサップのコドモに聞くと、
「僕、本当ハ、三歳ナンダケド、二歳。」って、
ちっちゃな指で、まるでピースをするように見せてくれて笑えた・・・。
相似形で、ね、
サップをそのまま縮小したみたいなサップのコドモなのだが、本当に可愛い。
サップはちっとも可愛くないのだけれど、
サップのコドモは可愛いので不思議。
大きさの問題なのだろうな・・・。
同じカタチでも、ね、
大きいのは可愛くなくて、
小さいのは可愛い・・・。
サップ親子から僕は、
何かを学んじゃったな〜。
「可愛い〜!」って言って、
カミさんがサップのコドモを抱くと、
タロウがヤキモチを妬いて吠えたので驚いた・・・。
楽しい時間だった。
しかし、ね、
本当は三歳なのだけれど二歳・・・。
そんな言葉を小さなコドモが語らなくてもいい社会になれば良いのに・・・。
そんな事も僕は思った。