建国記念の日、早朝。
息子が出掛ける5時過ぎからハラリハラリと降り始めた埃のような細かい雪は、
それこそ瞬く間に大粒のボタン雪に変わった・・・。


家から最寄り駅まではいいのだけれど、
向こうの駅から野球部グラウンドまでの自転車の道程が、少々心配・・・。


慎重であれよ・・・。
今は、慎重であってちょうどいい・・・。


傘をさして自転車には乗るな。
絶対に乗るな。


傘をさして自転車に乗るのは、サーカスの人たちの仕事。
球児がするべき事じゃない、と、
父ちゃんは思う・・・。


道が凍てついていたら歩け。


息子よ、
息子と同年代の球児たちすべてよ、
いいか?
グラウンド以外で怪我をするな・・・。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


ボタン雪は降り続ける。


でも、あまりにも愚かなボタン雪で、
ふくらみ、ふくらみ、水分ばかりで積もる事が出来ない。


笑ってしまおう・・・。


球児たちすべてよ、
賢くあれ・・・。


愚かなボタン雪を笑え。