「可愛い子には旅をさせよ。」と言う。
だが、こんなにもあっさりと、僕の両手のひらの指の隙間からサラサラと飛び立ってしまうものなのかと、リアルに感じられて、寂しい・・・。


愛娘が先日、
成田から中国に発った。


パンダと逆コースだ。


彼女の大らかさや、
奔放な発想や、自由自在な行動力たるや、
それは頼もしくて、愉快ではあるのだけれど、心配・・・。


大学の新学期までには帰国するとの事だが、
心配で心配で心配で、たまらぬ・・・。


親とは、こんなにも切ないものなのかと想う・・・。
父親にとって娘とは、こんなにも最大の弱点なのかとあらためて想う・・・。


とりあえず日常的な英会話ならば、問題なく話せる娘だ。
でも、中国だ・・・。
イメージだけで言うと申し訳ないけれど、とてもとても恐い・・・。


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愛する事よりも、
期待する事よりも、
親が子に対して持つべき事は、
ただひとつ、信じる事だけなのらしい・・・。


だが、今日も中国に関するニュースって、な、
僕の心を暗くするものばかりだよ・・・。


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