お〜い、あの時の広島の君!元気か?

僕は、「護憲・反戦反核」を自分の背骨にして生きている男だから、
やはり現在の福島第一原発の状況が気に掛かる・・・。


人間のおこがましさを想う・・・。
核は、人間なんぞがコントロール出来る物ではない・・・。


若い頃、原発推進派の人たちと議論をした事がある・・・。
今、現在の、福島第一原発の状況を、現実を、
当時の推進派の彼らの喉元に突きつけてやりたいとも思う・・・。


自分さえ良ければ良かった者たちなんだよ、彼らは・・・。
あらためて卑怯なヤツらだったのだと感じる・・・。


ズルいヤツらは隠れてしまっている・・・。
今、原発の最前線にいる人たちは、ね、
誠実で命懸けの作業員の人たちだけだ・・・。
世の不条理がある・・・。


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広島の高校生たちが書いた詩の一節を紹介しよう。


〜長い髪をなびかせて 君は海を見ている
 すべての生き物たちは 海から生まれ来たのに
 なぜにこんなに怯えているのか?
 やはり僕らは最後の子供なのか?


 僕らは広島の高校生です。
 世界に訴えます、もう核は要らない。
 私たちは広島の高校生です。
 世界が平和である事を願い続けます。


 命の歌が聴こえてくる 深い海の底から
 人よ海に還れと 魚や鳥たちが言う。
 今も終わらない悲しみがある。
 いつまで僕らは嘆き続ければいいのか?


 私たちは広島の高校生です。
 世界に訴えます、もう核は要らない。
 僕らは広島の高校生です。
 世界が平和である事を祈り続けています。〜


この詩を書いた彼ら、彼女らは、
僕よりも5歳ほど下の人たちだ・・・。
今は、母になり、父になり、
懸命に混沌の時代を生きている事だろう・・・。


もしもひとりひとりに再会出来たら、ね、
彼らの肩を抱いて言ってあげたい・・・。


あの時の僕らは間違っていなかったよ、って・・・。


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この詩は、
高校生たちが自分の言葉を持ち寄り紡いだ詩なんだよ・・・。


詩は、
どんなに時が経っても輝きを失わない・・・。