「路地裏の野球少年」こと、Kさんの話をしよう・・・。
(一人の父兄でしかない僕が、指導者の一人であるKさんを同志と呼ぶのはとてもおこがましいのだけれど・・・。)


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野球とは、詩のようなものだ。
数多の名選手たちは皆、詩人だ。
詩のように美しいものであるから人々は惹かれ、魅せられる・・・。
メンタルコーチとして、Kさんはまさしく詩人である。
Kさんが志し、実践し、選手たちに伝えようとしているのは、ね、
「美しい野球をしよう!」なのだと僕は理解している・・・。

野球部グラウンドの隅に、Kさんが選手たちと共に育てている野菜だ・・・。
路地裏の野球少年だったKさんは今、露地野菜の野球少年なり。
どうよ、野球の風を深呼吸しながら育った野菜は元気いっぱいでしょ?


「野菜が子供たちに勇気と元気を与えてくれるんです!」
真剣そのものの表情でさ、
グラウンドで野菜作りに励む指導者ってな、
間違いなく日本中探してもKさん一人だろうなと思う・・・。


野菜、
野球、
そうだよ、一文字しか違わない・・・。
一文字しか違わないって事は、似ているって事さ・・・。
野菜を育てる事と、
野球の子供たちを育てる事って、本質は同じなんだって事さ・・・。

詩心ある野球人、Kさん・・・。
Kさんはいつか小説を書くだろうな・・・。
その時、タイトルは僕が考えたい・・・。


ズバリ!「もしも高校野球の女子マネージャーが宮沢賢治を読んだら」だ!


Kさん、
グラウンドを疾走する子供たちの姿は、
なんだか野菜に似ています・・・。


野菜パワーで目指せ神戸の甲子園!!