僕がスタジアムのスタンドで声がデカくなったいきさつ。

遡る事10数年前だ。
親友サップと僕は東京ドームで我が巨人軍を応援していた。


ゲームの流れが悪くなったピンチの時、
僕らの前方に座っていた男性が立ち上がり、振り向いた・・・。
その男性は大きな声で周囲の人々に呼び掛けたんだよ・・・。


「みなさ〜ん!大丈夫ですっ!
 ワタシを信じて下さいっ!
 ワタシを信じて、ついて来て下さ〜いっ!」って・・・。


おおおおおっ!っと周囲にどよめきが起こり、拍手が聞え、
次の瞬間には全員が立ち上がり、その男性の音頭に合わせてメガホンを叩いた。
即席私設応援団が誕生したのだ・・・。
それはそれは感動的な場面だった・・・。


心を一つにした応援ってなあ、
必ず勝利を呼ぶのだ・・・。
僕はその時確信した・・・。


試合終了後、
僕は、感涙にむせびながら件の男性に握手を求めた。
男性も泣いていて、僕は強く抱きしめられた・・・。
その時のぬくもりを僕は忘れていない・・・。


その時から僕の声は一際デカくなったのだ・・・。


以前にもブログにこの出来事を書いたっけ?
そう、そうなんだよ、
その男性の名は、テリー伊藤さんだ・・・。
僕が尊敬する野球の偉人の一人だ・・・。


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さあ、夏!
グラウンドに立つ全ての野球選手たちよ!


スタンドの我らが思わず心を一つにしてしまうような、
詩のような美しい野球を見せてくれ!


見せて、魅せてくれい!


応援を求める?
応援お願いしますってか?
それは間違っておるぞ・・・。
順番が違うぞ・・・。


思わず応援したくなっちゃう野球を見せてくれる方が先だっ!
美しい野球をしてくれい!


エールとは、な、
その時に贈られるものなのだ。