やっぱり笑顔で生きましょうや。

人間ってやっぱりさ、笑顔が一番いい・・・。
人生って泣いたり笑ったりを繰り返すのだけれど、やっぱり笑顔を心掛けたいものだよね・・・。


夜空を見上げた・・・。
まんまるのお月様が綺麗でな〜、綺麗でな〜、
思わず涙がこぼれそうになったよ・・・。


大杉勝男さん・・・。


お〜い、大杉さん・・・。
月は今宵、お祭りでもしているのですか?


大杉さん、
大杉勝男さん・・・。


お兄さんと2人できっと、
月の世界のお祭りで楽しく過ごしているのでしょうね・・・。


大杉さん・・・。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


綺麗な月を見る度に僕は、
やはりどうしても大杉勝男さんを想う・・・。


ただひたすらに、
ただひたむきに、
月に行った兄へホームランボールを届け続けた男を想う・・・。


そんな男が本当に地球に存在していたのだ、と、
同じ男として僕はそれを誇らしく思うんだよ・・・。


かつて、
この地上に、ね、
大杉勝男という男がいた・・・。


僕は忘れないさ・・・。
僕のヒーローの事を・・・。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


まこと、ただその人生は、
月に向けてホームランを打ち続ける事に費やされた・・・。


そんな人生を過ごした男が本当にいたのだ・・・。


僕はどこへホームランボールを届けようか?
それを探しながら日々を生きてる・・・。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


大杉さん、
大杉勝男さん・・・。


あなたが地球を去り、月へと旅立ったのは47歳・・・。


次第に僕もその年齢に近くなり、あらためてあなたを想う・・・。


大杉さん、
大杉勝男さん・・・。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


いけねえや、
見上げた月があまりにも眩しくてな・・・。


大杉さん、
大杉勝男さん、


僕もいずれの、
その行き先は、
月でありたい・・・。