クマおじさん。
まあな、仕方あるまい・・・。
クマおじさんは僕の兄貴である・・・。
仕方ね〜ぜ、そっくりの顔をしているのだから、な、
兄弟って皆が信じていても致し方あるまい・・・。
クマおじさん・・・。
あのね、僕は小山ドラゴンズにいた。
クマおじさんは野火止コンドルズにいた。
同じようにヒゲを生やしたデブが、さ、
対戦相手にいるものだから僕らは仲良くなったのさ・・・。
今、学童野球の、さ、
お父さんコーチのベイベなのだね、あなたは・・・。
チームと離れ、前審・後審って奔走しているんだね・・・。
いいんだよ、その状況すら楽しんでしまいましょう、ベイベ・・・。
一緒に審判をしてる汚い顔のオジサンがダチになっちゃったりする・・・。
僕とクマおじさんみたいに、ね、
こうやって自分らの子供たちの野球が終わった後でも兄弟みたいな付き合いになっちゃったりも、する・・・。
み〜んな野球が好きなんだもん・・・。
絶対にケンカなんかしちゃダメよ・・・。
もしも、万が一、
ケンカしちゃいそうになったら、ね、
お願いよ、東久留米の野球の親父の仲間ベイベ、
僕と、クマおじさんの間柄を考えてほしいぜ、ベイベ・・・。
野火コンとコヤドラの親父が強大な兄弟になってる・・・。
テメーらの子供たちの野球なんざ終わっちまったんだけんど、な。
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あの、ね、
子供の野球に付き合う親父が減っちゃっているんだって・・・。
それがちょびっと悲しい・・・。
それがちょびっと寂しい・・・。
ねえ、仲間たちよ、
野球の親父の仲間たちよ、
小学校の校庭に行こうよ・・・。
僕らは親父・・・。
野球って楽しいんだよ、って、
トモダチを作ろう！って、
そんな事をセガレたちに言いながら、さ、
小学校の校庭に行こうよ！
楽しいよ！
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ケンカしちゃダメ！
いい？み〜んな子供が好きで野球が好きなんだもん・・・。
絶対に学童野球や中学野球で親父たちがケンカしちゃダメよ！
み〜んな子供が好きで野球が好きな親父ベイベなのだから、さ、
ダチを作ろう、
カキーン！のダチを、な。
