声を届けよう。
役場の1階フロアーにて、
渥美清さん演じる寅さんと、佐藤蛾次郎さん演じる源公が、
小さな箱の前で真剣な顔をして立っている。
最初に寅さんが口の横に手のひらをあてて、「ア〜」
続いて源公も同じように、「ア〜」って、ね、
小さな箱に向けて声を出している・・・。
寅さんと源公は顔を見合わせ、首をかしげる。
一体この箱は何なのだろう?と・・・。
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寅さんの映画の中で、好きなシーンの一つだ・・・。
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その小さな箱には、こう書かれている。
「みなさまの声をお聞かせください。」
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わっはっは!って、その場面を初めて観た時、小さな子供だった僕は笑った。
ただおかしなギャグのひとつとして笑った・・・。
今、僕は、あらためてそのシーンを思い出して考えている。
山田洋二監督がそこに込めた真意について考えている・・・。
結構深い意味が込められているように思えてならない・・・。
昨今の政治のニュースを耳にする度になあ、そう思う・・・。
役場に置いてある「ご意見箱」は「投票箱」であって、
寅さんと源公の「ア〜」は我々の一票と同じなんじゃねえかと・・・。
難しい話題になり恐縮。
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本日、人気のあるラーメン屋さん、R亭でネギミソラーメンを食べた。
素晴らしく濃厚なスープで本当に美味しかった・・・。
「お客様の声をお聞かせ下さい」と書かれた箱がテーブルの上にあった。
僕は、箱に向かって「ア〜」とは言わない。
紙にきちんと意見(声)を書いて入れた・・・。
え?どんな意見を書いたのかって?
下記、僕が寄せた意見(お客様の声)である。
特別に公開しましょう・・・。
「初めて食べた者です。
濃厚なのにキレがあるスープが美味しく、とても感動しました。
願わくば是非、このスープを東京風ちぢれ麺で味わいたいです。
よろしくお願いします。」(原文のまま)
R亭のメニューに東京風ちぢれ麺がラインナップされたとしたら、
それは僕の意見が汲みいれられた証拠だぞ。
濃厚スープこそ、そう、ちぢれ麺が合う・・・。
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M主党にはがっかりさせられたが、
R亭には応えてもらえそうな気がする・・・。